かつて、
「こんにちは」
の代わりにウソをつく、
インド人の宝石商と
取引をしていた私は…
彼らウソつきとの会話を
重ねていく中で、
「ペテン師、特有のフレーズ」
というものを本能的に
嗅ぎ取れるようになった
時期があります。
「コレ以上値下げしたら、
ワタシ台所火の車ネ!!」
と、明らかに定価の倍額から
吹っかけるクセに、値下げを
要求すると、露骨に大騒ぎしたり…
「ぶっちゃけネ」
と言いつつ、本当は何一つ
ぶっちゃけていないとか…
「あなただけですよ、ご縁ヨネ、
一期一会ヨネ、この価格なんて」
と繰り返すので、同業者に連絡して
裏を取ると、行く先々で同じ価格で
同じ石を売っていたとか…
「あっ、このフレーズが
飛び出したら要注意!!」
と言うことが、よくあったのです。
ちなみに、どこでそんな言葉を
覚えたのかはわかりませんが、
彼はバリバリのインド人です。
現在は、お陰さまで身の周りや
仕事を一緒にする人の中には
「ペテン師」
が１人もいないので、
そのウソ発見センサーも
薄れてはきましたが…
その代わりに、
「健康業界のペテン師」
を見抜くセンサーは、
徐々に精度を高めています。
まぁ、健康についての情報を
発信するのだから、
それぐらいは当然だと
思っていましたが…
私の会員さんも最近は、
セミナー講師や本の著者、
協会の代表などが参加
してきたこともあり…
「健康業界のペテン師」
について１時間程度
裏事情をお話したところ、
「へ～っ!?」
「知らなかった!!」
「やられました!!」
と…
まさか…と最初は
耳を疑ったのですが、
どうも“アッサリ”と…
健康の情報を発信して
頑張っている人たちでも、
簡単に彼らの仕掛ける
ワナにかかっていたのです。
これは、いけません。
指導者が、まんまと
騙されてしまうと、
その先生たちの元で学んだり、
その先生のセミナーに
足を運んだ人達は…
その先生に悪気が
なかったとしても、
結果的にはウソ情報を
学ぶことになってしまいます。
その結果、実践しても
体が逆に重くなったとか、
いくら頑張っても、
何も変化がないとか…
「努力がまるで報われない」
という状態になるのです。
「努力は必ず報われると
私は親から教わって…
人の３倍、ひたすら
頑張ったのですが
うまくいきません、
何故でしょうか!?」
と聞いてくる人が結構
増えていますが、それは単純に
「努力の方向が間違っているから」
です。
例えば、
「牛乳を飲むと、カルシウムが
補給されて骨が強くなって、
背がどんどん伸びるんだよ!!」
というウソを信じて、毎日牛乳を
１L以上飲んだとしても…
日本人のほとんどは
胃腸に負担がかかり、
下痢状態を起こし、
牛乳の成分が体の外に
排出される時に、
骨の中にあるカルシウムを
奪って出て行くので…
「骨がスカスカになる」
のです。
牛乳を３倍飲めば、
３倍骨がスカスカに。
やればやるほど、
逆効果になるのです。
東京から、
「北海道に行くぞ!!」
と言いながら、沖縄の方に
向かって移動したら…
頑張れば頑張るほど、
目指す目標から遠ざかるのは
当然のこと。
そういう残念な努力を、
多くの人はついつい
健康だけでなく…
人間関係においても、
仕事関係においても、
お金関係においても、
「あらゆる面で、やらかしている」
のです。
そして、それが
「不健康な人間関係や
不健康な財政状況」
を生んでいる訳です。
先月、京都の町家を貸し切って、
人数限定で８時間ほど
「一生、お金に縛られず
自由に生きている資産家が、
どのような考え、行動を
習慣にしているのか？」
というお話をしましたが…
我々は、幼い頃から
間違ったことを信じ、あちこちで
「求める結果が絶対に
手に入らない方向」
に向かって、破滅的な
突進を続けております。
本能的に反応して、
本能的に飛びついて
無駄な時間やお金を奪われたり…
幸せを求めて頼った相手に、
不幸のどん底に落とされたり…
求めているのと
逆の結果に陥るのです。
この
「人が持つ、太古の本能と
深層心理のメカニズム」
については、話すと
かなり長くなりますので…
本日は１つだけ。
健康業界に潜む
「ペテン師のフレーズ」
の中でも、最も多い…
今までに健康関係の指導者や
講師から、健康オタクまで幅広く…
最も多くの人が、ついつい
「本能的にびんびん反応して、
騙されてしまうフレーズ」
について、お話しておきます。
それは、
「◎◎は今すぐやめなさい!!」
「◎◎をとりなさい!!」
「◎◎を変えなさい!!」
。。。
上から目線の、
「これさえ変えれば、
これさえ止めれば、
これさえ摂ればハイ、健康」
というタイトルの本やセミナー。
このフレーズを見たら、
“ハッ!!”としてください。
彼らは、声を大にして叫んでいます。
「これだけやれば、
健康になれるよッ!!」
「これだけ避ければ、
もうあなたは安心だよッ!!」
。。。
なれません。
安心ではありません。
「真の健康体」
を目指すのであれば、
「複数のアプローチを同時に行い、
全体的に体をレベルアップする」
のが一番なのです。
何かのサプリを１つ摂っただけで、
何かの食材だけを
食べ続けただけで、
何かの油を避けたり、
毎日摂り続けただけで…
「健康になったり、
病気が治ることはない」
のです。
ここで間違ってほしくないのは、
「彼らの意見を絶対に
取り入れてはいけない」
と言っているのではない、
ということです。
アプローチの１つとして、
取り入れるのはいいでしょう。
ただし、
「それだけでは、足りない」
ということです。
受験勉強でも、
「私は英語が得意だから、
英語さえできたら、合格!!」
とは、なりません。
国語や数学や社会など、
他の科目が
「０点」
であれば、せっかく英語で
「100点満点」
を取っても、トータルで
点数が低いと、不合格です。
せっかくの“100点”も
死んでいるのと同じです。
「アプローチの１つとして
取り入れるならオッケー。
けれども、それだけに
固執したり依存すると、
長い目で見てマイナスになる」
私がいつもお話している、
「腸内洗浄」
「水」
「呼吸」
をはじめ…
いろいろなアプローチを
同時に行うことで、
あなたの肉体は
「毒まみれの社会」
においても、元気に
活動できるのです。
ここがしっかりと
押さえられていたら…
炭水化物を食べようが、
たまに酒を飲みまくろうが、
甘いドーナツやチョコを
腹一杯食べようが…
病気になることはないのです。
決して、上から目線のタイトルで
人々を煽る流行を追った本に、
振り回されないように。
“おぉ!!”と、お手軽を求めて
ついつい飛びついてしまう
自分の本能をグッと押さえつけ、
「何か１つのアプローチ」
に依存することなく…
「複数のアプローチ」
を心がけて下さい。
最近の本は、本人が
書いていないことは
日常茶飯事であり…
著者に出版社の人が
「インタビュー」
をして、その内容を
ゴーストライターが
面白おかしく“脚色”して
まとめるケースが増えています。
仮にその著者、本人が
書いていたとしても、
そのほとんどは、
「タイトルやテーマは
出版業界のいいなりか、
提示されたコンセプトに
ただ乗っかっているだけ」
なのです。
実際に、本を５冊ほど
出版している友人が
言っていたことですし、
私も実際に、その友人を介して
大手出版社の“K社”の人と
出会った時に、こう言われました。
「1500円程度の本の中に、
真実を書く必要はないです」
「ツイテル、ツイテルと
いうだけで成功しますとか…」
「自分に質問するだけで、
答えは簡単に見つかって成功!!
とか、誰でもできることを書くと
ベストセラーになるんです」
「人は、努力せずに結果を求めたり、
ただ単に学んだと、いい気持ちに
なりたいだけです」
「特に本を何冊も出している人は、
その辺は心得ていますよ」
「楽勝ですよ、ウヒヒ…」
。。。
おぉ、恐ろしい。
何も知らずに過ごしていると、
人は簡単にカモられる。
これは、健康情報に
限ったことだけではないな、と
改めて感じさせられました。
参考になれば幸いです。
さらに詳しい健康の情報を知りたい人は、
まずはこちらの無料メールセミナーで
基本を学んだ上で…
いろいろな交流会やセミナーに
合流してください。
