「せっかく新しい健康法に
 取り組んでいるのに、
 すぐ挫折するんです…」

「新しい習慣を始めても、
 3日坊主で終わるんです…」

「結果が出るまで続けられない
 性格なんです…」

こんな相談を、よく受けます。

「続かない、結果が出ない」

という悩みですね。

 

それは私も経験してきましたし、
実は、それらの原因を解決するのは
とても簡単なことなのですが…

いきなり結論だけ言っても、

「私が一番伝えたい、
 大切な部分だけを」

綺麗にスコン、と飛ばす
けしからん人が多いので、
なかなかそうもいきません。

だから、時間の無駄にならずに
この話がきちんとあなたの為に
役立つように、順番に説明します。

ですから、焦らずに最後まで
お付き合いください。

 

こんばんは、殿です。

「新しい習慣に取り組んでも、
続かない、挫折する」

…と。

そんな人はまず、

「習慣を変えようとする
 初期段階においては、
 本能が変化を嫌がって
 元に戻ろうとする」

という、我々の誰もが持つ
特徴を自覚してください。

 

「やったら、できる」

「死ぬ気になったら、できる」

なんて、とんでもない。

できなくなって死ぬだけ、
という人が増えるだけです。

 

覚えておいてください。

「人は続かないのが、当たり前」

というのが基本です。

それを承知した上で
意識して取り組まなかったら、

知らない間にやめていた、
ということを繰り返しては

「ややっ!私はなんてダメなんだ!」

と傷つくだけなので、
ここはまず意識してください。

 

我々は、何かをきっかけに
心に火がつくことがあります。

外部からの刺激によって、

「よし、やるぞ!」

という気になることは、
よくあるのです。

 

ただ…

ちょっとあなたも、
思い出してください。

やる気になって、取り組んだ。

しばらくの間は続いた。

けれども…

「いつ、やらなくなったのか?」

ということに関しては、
あまり自覚できていない人が
圧倒的に多いはずです。

 

。。。

ウンウン、あなたもですか。

「あの日、やる気になったのに、
 今度こそ頑張ろうと思ったのに、
いつの間にかやらなくなっていた」

そう、あなたが挫折する原因は…

「いつの間にか気が付けば
やらなくなっていた」

という、目に見えない
お化けのような問題にあるのです。

ここさえなんとかすれば、
あなたは何に取り組んでも
途中で挫折することはなくなり、
何をやってもモノにできます。

 

ただ、その前に…

映画の主人公が一度は
ライバルに負けて全てを
失って挫折するがごとく、

「ある特定の人にとっては、
 自分を全否定されるような
 衝撃的なお話」

を理解してもらう必要があります。

 

ここを乗り越えなければ、
続けるという習慣は
なかなか身につきません。

悪意や意地悪の心で
こんなことを言うのではなく、
むしろあなたにとって良かれ、
と思う愛の言葉なのですが…

この話、客観的に見ても
該当する人にとっては
少し愛のムチが過ぎます。

けれども、ここをうまく
乗り越えないことには、

「一生挫折し続け、
 一生続けられない人」

になる人も出てくるはず。

なので、般若の面を
心に被せてお話ししますので…

「あなた、大丈夫ですか?」
「この事実に耐えられますか?」

…という内容であることだけは
ご理解の上で、進んでください。

 

もし、この先で

「あっ、これワタクシ!!」

と気付いたら、これがあなたの
運命を変えるお話かもしれない、
という気持ちで、どうか前向きに
読み進めてください。

いかに感情的に受け入れがたくとも、

「その道で、そのジャンルで

 既にうまくいっている人、
結果を出している人」

の話は素直に聞いた方が
絶対に得をすることは、
私も体験しています。

そこから目を背けて

「ウンウン、あなたは何も
悪くないんですよ〜」

「あなたは、そのままで
いいんだよ〜」

「ありのままでいいよ〜」

と慰めてくれる、
偽物の優しさを演じる人に
逃げて一時的に癒されても、
あなたは堕落するだけです。

 

だから、受け入れてください。

かつて、超人気マンガ

「ドラゴンボール」

の作者、鳥山明氏が
描いていたマンガ、

「ドクタースランプ」

に登場した熱血教師、

「栗頭大五郎先生」
(くりがしらだいごろう)

の必殺技に、

「愛の頭突き」

というものがありました。

あまりの強烈さゆえに
受けた生徒が地面に
沈むほど痛い技なのですが、

「発する根本は、愛」

なのです。

ですから、多少心に痛くても、
落ち着いて読み進めてください。

そうすれば最後には、
この話がまさに

「続かない、結果が出ない」

という悩みや問題を解決する
突破口だと気付ける筈です。

それでは、愛情に満ち溢れた
スパルタ精神で、参りましょう…

 

================
現実は、答えあわせです。
================

私は今まで、自分を変えたい、
現状を突破したいという人に

「現実を変えるには、
 今この瞬間、何をすべきか?」

にフォーカスするように
お伝えしてきました。

その中で…

真剣に向き合おうとすると、
時には厳しい現実を直視して
乗り越えてもらう必要がある、
ということを感じています。

 

我々は綺麗事を言うだけでは、
成長、発展はできません。

「ありのままの私系」

「引き寄せ大好き系」

の多くは、ただの努力嫌いか
現実逃避であって、

その教えで実際に幸せを
掴んだという人は、ごく一部。

「ありのままでも十分に
 人に与えるものを持っている、
 魅力的な人」

「人や物を引き寄せるような
 人徳を持っている人」

だけしか、実際に結果が
出せていないのが現状です。

 

…とこんな話をすると、
その事実を受け止められず、
私から離れていく人もいます。

これについて最初の頃は、

「ちょっと、きつかったかな?」

と、私も非常に悩みました。

そして、

「いや〜、どう考えても
事実がそうなんだから、
それを認めて、受け止めた上で
乗り越えた方がいいのにな〜」

と歯がゆく思ったものです。

 

けれども、気付いたのです。

私は、あなたが変化する
きっかけを提供するだけ。

それをチャンスと見て
心開いて受け止めるか、
それを責められたと感じて
心閉ざして否定するか。

それは本人の決めることであり、
私の経験や話を信じて
行動に移してくれる人しか、
私は救えないということに。

そこに気付いてから私は、

「自分の話を信じて
 行動してくれる人だけに、
 全てのエネルギーを注ぎ込む」

と決めたのです。

 

自分の個人的な感情を離れ、
自分がどう思われるかという
他人の評価に囚われず…

ダメな時はごまかさずに

「それ、ダメでしょう」

と言ってあげることが、

「本当の優しさ」

だと私は思っています。

 

何かに悩み続けたり、
何かがうまくいかないと
葛藤している人というのは、

「そのままじゃいけないよ。
 今のままを繰り返していると
 成功できないんだよ」

という答えが現実という形で
現れているから、苦しいのです。

例えば学校で、

「1+1は?」

と聞かれた時に、

「3です‼」

と答えたら、

「✖」

をもらいます。

いくらあなたが、

「いや、1+1は3だ!」

と主張しても、
それは世間には通用せず、

「✖」

をもらい続けるだけです。

 

これは私もそうでしたし、
もし、あなたもうまくいかないと
悩んでいることがあるのなら、
きっと同じことをしています。

昔も今も、
この法則は変わりません。

同じ問題が何度も起こったり、
いつまでも同じことで
悩み続けるのは、

「あなた、それは
 直さなきゃいけないよ」

というメッセージだと
受け入れて変えないと、
人はいつまでも同じことを
繰り返してしまいます。

 

つまり…

いつも続かない、
いつも挫折する、
いつも失敗する…

もし、あなたが何かの分野で
同じような失敗を何度も
繰り返しているのであれば、

「考え方」
「行動」
「やり方」

が間違っていると判断して、
今のやり方を手放して
パターンを変える必要がある、
と考えてほしいのです。

 

例えば剣道でも、

「右脇がいつも空いている」

という人は、何度でも
右脇を打たれて負けます。

本人がそこに気付いて
この癖を直さなかったら、
その人は一生、

「おかしいな〜?
 どうしていつも同じように
 右脇を打たれて負けるのかな〜?」

と首を傾げながら、
右脇を打たれて負け続けるのです。

「いつも同じパターンで
 人間関係のトラブルが起こる」

「いつも同じパターンで
 人と別れてしまう」

「いつも同じタイミングで、
 同じような人が邪魔してくる」

「いつも途中で挫折する」

こういうのも全て、

「そのままじゃいけないよ」
「直さなきゃいけないよ」

というサインなのです。

 

=============
エレベーターに乗る前には、
まずは乗っている人が
先に降りる必要がある
==============

ただ、人というのは基本、

「自分が間違っていたとは
 思いたくない生き物」

です。

だから、自分を正当化したり
他人のせいにして、自分を
被害者のように考える人が
多いのは仕方がありません。

 

確かに、

「苦しんでいる私に
そんなひどいことを言う
あんたは悪人だ!」

と相手を悪者にして
被害者を演じたら、
その時は気持ちが楽でしょう。

けれども、それをすると
あなたの悩みや問題は
解決しません。

自分の人生の責任を
他人のせいにして生きている人は、

たとえ一時的に、
問題が解決したように見えても…

人や環境が変わるだけで、
何度も同じ問題が起こります。

 

私は自分の経験から、

「一時的に気持ちが楽になるだけの、
 現実から目をそらす考え方」

というのは、長い目で見ると
人生を腐らせると思っています。

世の中に増えてきた

「お花畑系の人々」

というのは、自分が抱える問題から
目を背けてポジティブな面だけ見て、

「私は、幸せです」
「私は、満たされてます」
「私は、愛されてます」

と言いますが、本当に
幸せそうな人はいません。

なぜかというと、
その手の人たちは単に

「問題から目を逸らして、
 自分を騙しているだけ」

だからです。

 

私は、この手の人達が嫌いです。

それは、彼女たちが自分の
現状を受け入れずに、
自分に嘘をついているからです。

 

自分の行動や人生を
変えたいのであれば、

「まずは持論を捨てて、
 頭を空っぽにして話を聞く」

ということを心がけてください。

人は自分を間違った、と
思いたくないものです。

自分を正当化して、

「私は正しい、
 間違っているのはあなた」

と言いたいものです。

それは、私もわかっています。

 

ただ、その気持ちを捨てずに
いくら新しい話を聞いても、
心が素直に受け入れないので
結果的に何も変わりません。

満員のエレベーターに
自分が乗ろうと思ったら、
まずは乗っている人に
降りてもらう必要があります。

新しく習慣を変える時は、
まさにこのイメージが
大切になってきます。

以上を踏まえた上で、
しっかり集中して読んでください。

そんなあなたに、私が提唱するのは…

 

================
自分一人でやらない、ということ
================

習慣が続かない人、
すぐに挫折してしまう人、
結果が出せない人…

そんな人たちの共通点は、

「自分一人で頑張っていること」

です。

 

人が継続できることは、

「お金をもらえなくても、
 人から止められても、
 睡眠時間を削ってでも
 やりたくて仕方がないこと」

ぐらいだと思っています。

例えば、男性であれば
テレビゲームにハマって、
食事をすることも忘れて
深夜までのめり込んだ…とか。

「ご飯よ!」
「もう寝なさい!」

と親に怒られても
ゲームをしていた記憶がある、
という人は多いはずです。

 

けれども、自分を成長させたり
自分を向上させる為に必要な
習慣というのは、だいたい

「本能的には、やりたくないこと」

が多いと思うのです。

 

例えば、代表的なのが
筋トレやダイエットです。

いくら痩せる必要がある、
筋肉をつけたい、
そのほうが見栄えがよくなる
ということがわかっていても…

よほど、強烈なご褒美でも
ない限り、我々はついつい

「やりたくないなぁ〜」

の気持ちが勝ってしまうのです。

 

一人で目標を立てて、
一人で頑張ろうとすると、
人はみんなそうなります。

なんとなく面倒になり、
なんとなく億劫になって
先延ばししてしまうのです。

そうでなければ、
個別トレーナー付きで
何十万円もするサービスが
流行ることはありません。

だから、誰かの手を借りる。

私はこの方法で実際に
結果を出せるようになりましたし、
継続できるようにもなりました。

 

逆に…

この方法を使わないと、
どうしても自分に言い訳したり
面倒臭くなって挫折しましたし、

「一人で結果を出せた」

という人は、この8年で
振り返ってみてもせいぜい
1割にも満たないと思います。

 

世の中には、

「続ける方法」
「習慣化」
「結果を出す方法」

の本がたくさん
出回っていますが…

それで結果を出せた人は
10%にも満たない、と感じています。

やはり、人を介して

「やらざるを得ない状況」

を作り上げない限り、
我々はどうしても
サボってしまうようです。

少なくとも、私はある程度
結果を出せるようになるまでは、
いくら時間管理をしても

「いざ、やるとなると
 なかなかそんな気になれない」

ということに悩まされました。

 

だから、もしあなたが
なんらかの習慣を身に付けたり、
結果を出したいのであれば…

「すでに結果を出している人に
 お願いして、強制的にやる」

または、

「同じ結果に向かって
 進んでいる仲間の輪に入る」

というのが一番確実だと思います。

 

例えば、ジムでトレーナーの
個別指導を頼んだら、
大抵の人は

「大金を払っているので、
元を取らなければ!」

という気持ちになります。

だから、雨の日であろうと
気が乗らない日があろうと、
出かけてトレーニングを
するようになるのです。

 

我々は、

「行動しないと、損する」

という状況になると、
急に行動力を発揮します。

だから私は、行動しないと
損する状況を作るように、
提案しています。

今の情報社会、人の力を借りて
行動せざるを得ない状況を
自らの手で作っていかないと、

「YouTubeを見ていて
時間が過ぎ去ってしまい、
運動できませんでした」

という人が続出するような
環境が出来上がっています。

 

だから、そんな時代の流れに
飲み込まれて、非生産的な
毎日を過ごさないように…

「やらなきゃ困る、
 続けなきゃ困る環境を、
 自らの手で作り出していく」

という一工夫が重要に
なってくるのです。

 

さて…

あなたにとっての、

「やらなきゃ困る環境」

は、どんなものでしょうか…?

別に、家族に対して

「やらなかったら、罰金」

という宣言をしてもいいです。

失望されたくない人に

「この期間、この時間に
毎日これをやります!」

「この日までに、
これだけの結果を出します!」

と宣言するのも効果的です。

 

リスクを背負ってください。

 

やらなくても、続かなくても
責任を取らなくていい状況では、
いつまで経っても人はなかなか
変わることはできません。

「やらなきゃ、損する」

という状況に自分を置くこと。

大変だとは思いますが、
今までの自分の習慣を変え、
レベルアップするときには、
変化する努力は必要です。

「念じているだけで〜」
「引き寄せの〜」

なんてもので人生を
変えることができないのは、
わかっているはずです。

 

いつの時代も、結果を出すのは
王道のやり方です。

「自分一人で頑張らない」

「他人の力を借りて、
 行動しないと損する、
 という状況を自分で作る」

これが、確実に結果を出し、
変化してきた人がやってきた、
再現性の高いやり方です。

楽して魔法の手段を
探しているだけでは、
時間を無駄にするだけです。

ぜひ、この方法を意識して
自分の行動計画をもう一度、
立て直してください。

参考になれば幸いです。