「西を極めんと行けば、
 東から戻ってくるのよ」

 

私の師匠は以前、
古くからの会員さんには
とても有名な、あの

「浅草観音・リアルバチ当り事件」

の直後に、このような
お言葉を残されました。


「西を極めんと行けば、

 東から戻ってくる」

例えば、この地球で
あなたが住む場所から
ひたすら西に進むと…

地球をグルッと一週して、

「ただいま!!」

と、東から帰ってくる
ことになります。

中国では、このようなことを

「陰極まりて陽、陽極まりて陰」

と言うそうです。

 

私がいつも

「いけませんよ…」

と言っている、
余計な知識が付き過ぎた為に
びびって不安になっている
健康オタク風に表現するなら、

「健康極めようとして、
 逆に不健康を極める」

と言ったところでしょうか。

 

去年末、あるお寺を貸し切って
行ったセミナーでは…

「人は、自分中心に生きる時期と、
 他人を中心に生きる時期を
 繰り返しながら成長していく」

というお話をしましたが、
これもまた違う角度から

「西を極めんと行けば、
東から戻ってくる」

を伝えるものだと言えます。

 

身近な例で言えば、
こんなことはないでしょうか…

あまりにも真面目過ぎる人は、
逆に強烈な笑いを提供する。

メチャクチャ悪かった
元ヤンキーが目覚めると、
結構、人の役に立とうと
必死に頑張る傾向にある。

 

私自身、一度気になると
とことん自分で実験を
したくなる性格の為…

「やりすぎて逆効果」

なんていうのは、それはもう
何度もやってきました。

 

で、反省した訳です。

特に数年前、一度泥沼に
ハマった後には、本当に
深く反省させられました。

「自分は伝える立場だ、
だから背中で見せないと!!」

という気持ちもあって、
スゴく肩肘に力が入って
いたからでしょうか…

健康になる習慣を日々
極めることに夢中になり…

「あれダメ、これダメ!!」
「ここまでやらないと!!」
「こうしなきゃダメ!!」

が増え過ぎて、いつの間にか
ルールに縛られて軍隊のような
日々を送るようになり、

窮屈で楽しさに欠ける毎日を
送った時期があったのです。

 

食べるもの、
運動、
睡眠時間…

飲む水の質やハーブ、サプリや
食材まで徹底していました。

世の中の健康オタクに

「お前ら、10人がかりで
かかってこい!!」

と、自信のあまり、やや
“しゃくれ気味”で叫ぶほど、
実践を重ねた時期もありました。

 

けれども…

「楽しくなかった」

のです。

 

何故かというと、私は
健康に対する知識は貪欲で、
日々、体にいい習慣を
積み重ねてはおりますが…

本質的には、

「食べたい時は食べたい、
 無茶する時はしたい」

不健康な要素を持っている
人間だからです。

 

楽しむ時は、徹底して楽しむ。

このメリハリがきちんと
できている時が、私は最も
幸せだと感じているので…

不自由で窮屈なのは
ちょっと勘弁なのです。

 

以前、

「被ばくしても長生きして、
 元気だった人達の共通点」

についてお話した後、

「なんか、スゴく安心して
なんとかなるんだ~と思ったら、
毎日、前向きに生きられるように
なってきました」

というメールをいただきましたが、
ポイントは“ここ”なのです。

「気持ちの状態が大事」

なのです。

 

我々が元気に長生きする上で
必要なのは、

「楽しく前向きに生きる」

ということです。

 

健康の習慣は楽しく
やるべきであって、

「苦行や義務」

ではありません。

 

けれども…

のめり込んでしまうと、
人は冷静には判断できなく
なってしまう、というのも
私はよくわかっています。

だから、日頃からできるだけ
自分のリズムを客観的に見て、
やりすぎたら調整し、
厳しすぎたら緩めてみる…と。

メリハリを意識しております。

 

例えば、今日の昼ご飯は

玄米にキムチ、
サラダにサーモンと
半熟卵を放り込んだものを
美味しくいただきましたが…

夜は近所の焼き肉屋さんに
行こうと誘われたので、
今から行くことになっています。

基本、私はよっぽどひどい
食事でない限りは…

他人の好意はありがたく
いただくようにしています。

 

私をもてなす為に、
天ぷら屋さんを予約したと
言われたら、喜んで行きますし…

2~3ヶ月に一度は、
“いきなりステーキ”の
ハンバーグを衝動的に
食べたくなる時もあります。

 

そんな時は我慢せず、
躊躇なく食べにいくのです。

「欲望はきちんと満たすと、
 そのうち湧かなくなる」

というのを、経験上
わかっているからです。

 

中途半端な人は、ここで
自分を無理して抑え込み、
ストレスを溜めながら
我慢しようとするので…

我慢している食べ物が
いつも頭に思い浮かんだり、
その我慢がストレスになり…

我慢しきれなくなると、
その欲望が爆発して
コントロール不可能に
なってしまいがちです。

 

リバウンド常習犯や、
いつも真面目で温厚なのに
いきなり切れてしまって
収集がつかなくなった人は…

「欲望は、満たせ」
「我慢ばかりするな」
「メリハリを大切に」

ということを念頭において、
日頃の習慣を組み立てれば
うまくいくと思います。

 

気になった時に食べ、
その後の日々を
スッキリと過ごすのか…

無理矢理ガマンして、
いつまでも引きずり、
ストレスを溜め込むのか…

私の答えは、常に明確です。

 

日頃、できる限りきちんと
体や食の管理を
心がけているのであれば、

週に1~2回程度、
好きなものを食べても
バチは当りません。

楽しむときは罪悪感なく、
思う存分、人生ごと
楽しんだらいいと思います。

 

真面目な人は、何か自分の
欲望を満たすのが罪とでも
思っているのでしょう。

「あぁ~、体に悪いもの
食べてしまった…」

と、すぐに罪悪感を
勝手に抱いてしまいます。

多分、健康を意識している
8割ぐらいの人は、

「体に悪いものを食べた」

というのが原因ではなく、

「ケーキは太るのに、
わかっているのに
食べてしまったぁ…」

という精神的なダメージが
不健康の引き金を引いている
というケースが多いようです。

 

だから、そんな風に自分で自分の
首を締めて病気にならないように…

私は、いつも言うのです。

「気にするな、楽しめ」

…と。

 

「健康になろうとして、
不幸な日々を送っている」

という健康オタクは、
終わらない健康ブームと共に、
この先も増え続けるでしょう。

健康を求めて
あれこれと頑張るほど、

健康のことなんて
何も考えず、やりたい放題
している人よりも不健康に
見えてしまう…

こんな人も、引き続き
増えて行くことでしょう。

 

その、哀れな人々の
群れに入ってしまわないように、

「楽しく長生きしたいから」

日々の習慣を頑張っているんだ、
ということをお忘れなく。

 

食べたいものを我慢して、
ストレスを溜め込んで
120歳まで生きるよりは…

たまに好きなものを食べ、
時には仲間と深夜まで遊び、

思う存分人生を謳歌しながら
100歳ぐらいでポックリと
逝った方が幸せだと、
私は思っています。

 

長生きはしても、

「中身の薄い、スカスカの人生」

になるようでは、何の為に
日々努力しているのか、
わかりません。

日頃、きちんと自分の
管理ができていて、
デトックスができていたら、
大丈夫です。

「楽しくやりましょう」

参考になれば、幸いです。

 

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